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お誕生日おめでとうございます(2017/4/1)

 
 
 

 
 
 4月8日はお釈迦さまのお誕生日です。
 
 
 お釈迦さまは、今から約2500年の昔、インドの北の外れのカピラ国にお生まれになりました。国土は日本の千葉県ぐらいの面積です。ネパールと隣接していて、山や野原も緑が多く、米作を中心として民衆は比較的に豊かな生活であったと伝えられています。
 
 父親の名は浄飯王(じょうぼんのう)で浄飯とは浄らかなお米の意味です。母親の名はマーヤです。
 
 このカピラ国は当時のインドには珍しい共和制の政治を行っていましたので、お釈迦さまは王子という表現より「知事の長男」の方が正しいという説もあります。いずれにしても裕福で幸せな境遇に生まれたことは間違いありません。
 
 しかし、生後僅か7日目に母親は亡くなっており、そのことが、ゴータマと呼ばれる少年時代のお釈迦さまに大きな心理的影響を与えたのでありましょう。
 お釈迦さまは、母親の実家の郷に程遠からぬルンビニーにて産声をあげられました。ルンビニーは美しい花々が満開の季節でした。現在、花御堂(はなみどう)を造るのはそれを表現しています。
 
 ご出産は、ご実家へ向かう途中の旅路のことであり、急なことで産湯の用意も出来ずお付きの女性たちがオロオロしていると、僅かに生暖かいスコールが降り、赤子のお釈迦さまの体を洗い浄めたというのです。これは天の竜王が降らせた、喜びとお祝いの雨でした。
 
   これが甘茶の起源です。
 
 お釈迦さまという一人の赤子の誕生によって、仏教徒は勿論、世界中の人々が仏教というこの上なく尊い教えを学ぶことが出来るようになりました。
 その姿を左右の手で天と地を指差し「天にも地にもわれ一人」と宣言されたという伝説に基づいて、いまの世に伝わっておるのです。