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迷の夢と正夢の違い(2017/3/11)

 
 
 

 
 
 
 「あなたは夢を見ますか?」
 私も色々な夢を見ます。近頃は夢から醒めると「ところで何の夢だったっけ?」とすぐに忘れてしまいます。若い頃は、夢の一つ一つにこだわって悩んだ時代もありました。要するに「嫌な夢」というのは、日常の心の“こだわり”の延長なのだと思われます。
 人生にこだわりなく、力強く生き抜く人の夢は違います。
 例えば、瑩山禅師さまは、總持寺というお寺を開く夢を見ます。それが正夢であって、現在の大本山總持寺を開山する因縁となったのです。スケールの大きい淡々とした禅修行を繰り返しておられたからこそ凄い正夢となったのでありましょう。悪夢にうなされることなどのない瑩山禅師様であったと思われます。
 私たちは、夢を見て色々思いを巡らしますが、「夢は夢、現実ではない!」とピシャリと心を切り替える方が賢明だと思います。それを習慣としていれば、「なんだ、夢か!」で、すぐに忘れてしまうものです。
 夜に見る夢と、人生の大きな希望の”夢”とは、字は同じですが、内容は全く違います。
 若い年代の頃には、「そんなことは到底不可能だ、夢のまた夢だ」と思っていて、常に理想の夢としていたことも、次第に現実のものとなって姿を現わす事実は世の中に沢山あります。
 社会の余多の業界で大成功をおさめた人たちも、夢を現実のものにしたのだと思います。
 この夢ならば、大いに見ましょう。心に常に抱きましょう。
 
   今日は夢の話でした。